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産後の「首コリ」は小円筋と小胸筋にアプローチ

産後、「首がこる」と訴えるクライアントはとても多いです。

特に、下の青いハイライトの斜角筋群が硬くなってしまっているケースが非常に多い。ちょうど横に位置する筋群で、首を前後左右に倒す働きを持つので、授乳・沐浴・抱っこなどで首を極端に屈曲する時間が長い産後の方は酷使する筋肉です。

この筋肉は、がっつりと強圧でトリートメントすることはNG!
腕神経叢や頸動脈静脈はこれだけすぐ側を走行していますので、慎重におこないます。

また、斜角筋のコリには、この2つの筋肉にアプローチすることも効果的です。

1つ目は小円筋。
肩甲骨外側縁から上腕骨大結節まで、腋窩の極あたりにあります。産後の方で「首がこる」と訴える方は、ほぼほぼ小円筋も硬く張っています。

コリを自覚いていただくために、私がよくやるのは、小円筋を押さえた(弛緩させた)状態で、首を曲げていただきます。みなさん、「あ、曲がりやすいかも!」となります。

ここも小さな筋肉なので、強擦ではなく丁寧にペトリサージュをします。私は頭上側に立ち、ソフトにニーディングをしています。ただし、授乳中は腋窩を押圧することは避けます。(おっぱいラインなので!)

2つ目は、小胸筋。
ここも過緊張が続くと、手の痺れの原因になるので、デコルテの施術の際に、ナックリングなどでやさしく緩めていきます。

斜角筋群は、第一・二肋骨を挙上させて胸郭を広げる働きもしますので、「首こり」から呼吸が浅くなり、副交感神経の働きを阻害して産後のイライラや疲れ、浅い睡眠を増長させてしまうことも考えられます。

※腕の痺れや痛みがある場合は、必ず医療機関への受診を勧めてください。

(このコラムは2017年9月に執筆したものを加筆修正しました)

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