TOPICS

妊娠中の不安と早産・低出生体重児の相関

妊娠中の不安、うつ、ストレスが母親と赤ちゃんに及ぼす影響について書かれたシステマティックレビューから、思うことを書いていきます。

Dunkel, SC, Tanner L:  Anxiety, depression and stress in pregnancy: implications for mothers, children, research, and practice. Curr Opin Phychiatry 25(2): 141-148, 2012

 

要旨(Abstract) をさらに簡潔に言うと・・

妊娠中の不安、うつ、ストレスは、早産や低出生体重児のリスクが高まり、赤ちゃんの発達や成長にも影響を及ぼすことが、様々な研究結果から示されているから、みんなで協働して不安などを減らすようにしようね、そのためにもっと研究をしていこうね

ということを、たくさんの研究結果をもとにレビューしています。

うつ病(depressive symptoms)についは、
私たち非医療者セラピストは「治そう」「改善しよう」と思わないようにします。そうそう一朝一夕に良くなるものではないからです。

非指示的なカウンセリング(提案したりアドバイスしたりしない)で、クライアントの言葉に共感しながら傾聴します。

トリートメントは、ご本人が心地よく思われるのであれば、積極的に行うことをお勧めします。

 

妊娠不安(Pregnancy anxiety)については、
早産のリスクが1.5倍上がると言われ、これはタバコや薬による影響と同等かそれ以上の数字です。

システマティックレビューにある「pregnancy anxiety」が、「妊娠中の不安障害」を指すのか、「妊娠に対して不安感があること」を指すのか、見当たらなかったのですがどちらにせよ、このような方にもアロマトリートメントは有効であると経験上感じています。

また、妊婦が好みのアロマの香りを吸引すると、唾液中のコルチゾールの値が20%減少したという報告もあります。(妊産婦におけるアロマ吸入によるストレス軽減効果の検討, アロマテラピー学雑誌52-54, 14(1)2013)

手技は、ゆったりしたロングストロークのエフルラージュをたっぷり取り入れてみてください。

コラムの一覧はこちら

ページ上部へ戻る