【コラム】マタニティトリートメントにおける医師の許可

マタニティトリートメントを提供するにあたって、「通院中の産婦人科の先生からトリートメントの許可を得てください」と、クライアントにお願いしているセラピストさんも多いと思います。

なぜ「許可」を得ていただくのでしょうか。

残念ながら、その理由を、勘違いしている方がよく見受けられます。

医師の許可とは「トリートメントをおこなうことが可能である」というセラピストに対する許可ではありません。「トリートメントを受けてはいけない」というクライアントに対する不許可です。

これはどういう意味かというと、

●「トリートメントを受けてはいけない」=「それ以外の人はみな、トリートメントを受けても問題ない」ではない
● 医師はセラピストに許可をしたわけではない

という2つの意味を理解する必要があります。

後者は、セラピストとクライアントの間で「準委任契約」「善管注意義務」などの法律もかかわってきます。

安全なマタニティトリートメントのためには、施術が禁忌なとき、可能なとき(効果的なとき)をセラピスト自身が見極める知識がとても重要になります。

間違っても、「妊娠は病気ではないから」という言葉を、都合よく解釈しないように心がけたいものです。