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スマホの中の「女性に寄り添う生き方」をのぞいて思ったこと

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  • 投稿の最終変更日:2026-05-06
  • 投稿カテゴリー:blog

本当にお恥ずかしい話ですが、今さらながら、Instagramを始めようかな、と考えていています。時代の流れに、10周ほど遅れている自覚はあります。

いまだにインターネット黎明期の感覚で生きている私にとって、Instagramは少し眩しい世界でもあります。

試しに恐る恐るのぞいてみると、見事なまでに流れてきました。

“未経験からの産前産後セラピスト養成講座”
“3ヶ月で女性に寄り添えるスキルを身につける”
“誰かに感謝される毎日”
“好きなことを仕事にする生き方”

どうやら現代の賢い仕組み、アルゴリズムは、私が何者であるかを私自身より先に見抜いているようです。

画面の中には、洗練された写真、整えられた言葉、まぶしい笑顔。
皆さん、朝は白湯を飲み、昼には使命に目覚め、夕方には月商を更新していそうな勢いです。

ごていねいな暮らし。

もちろん、人として、「誰かの役に立ちたい」「女性を支える仕事がしたい」「社会に貢献したい」と思うことは、とても自然で尊いことだと思います。

女性の身体や心に寄り添う仕事には大きな価値があると、私自身もその必要性を長く現場で感じてきました。

だからこそ、そんな上べだけの理想的な生き方を目指すのは、少しだけ立ち止まって考えてみたいのです。

本当に身につく力は、少し地味です。
派手な演出より、地道な積み重ねの中で育ちます。
見栄えのよい言葉より、繰り返しの実践の中で深まっていきます。

SNSにはSNSの良さがあります。
情報に出会えること。世界が広がること。刺激を受けること。

ただ、その流れる情報の速度に、自分の人生の歩幅まで合わせなくていい。

受講希望の方からのお問い合わせで、「セラピスト経験はあまりありませんが、女性に寄り添う仕事がしたいんです」とご相談くださる方にお伝えしたいです。

もし今、周りがどんどん先へ進んで見えて、自分だけ遅れているような気持ちになっているのであれば、誰かのきらびやかな物語に急かされなくても大丈夫。

地道に積み重ねた時間こそが、あとから大きな力になります。
目立たなくても、遠回りに見えても、自分の歩幅で進む道には、ちゃんと意味があります。

なお、ここまで語っておいて、私はまだInstagramの使い方を完全には理解しておりません。びっくりです。
こんな時代に取り残された私でも、人生は案外なんとかなりました。

還暦を過ぎて、抱えてきた荷物を一つずつおろし、風通しよくなるように削ぎ落としている途中ですが、軽くなって見える景色もあるのだと、最近しみじみ感じています。

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