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妊娠中期に猛暑で早産のリスクがあがる

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  • 投稿の最終変更日:2026-04-21
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妊娠の期間は、「初期」「中期」「後期」の3つに分けられて、そのうちの「中期」は一般には「安定期」と呼ばれる時期になります。
サロンでも、「そろそろマタニティトリートメントOK」とする時期。(当スクールでは妊娠20週以降を目安としています)

しかし、先日、東京科学大学の研究チームから、その妊娠中期に猛暑へさらされることで、早産リスクが高まる可能性を示す研究が発表されました。

猛暑という身体的ストレスによって子宮頸管に炎症が起こり、本来はもっと妊娠が進んでから穏やかに始まるはずの「子宮頸管の熟化」のプロセスに、少し早めに信号が送られてしまう。
その結果、子宮頸管が予定より早くゆるみ、早産につながる可能性があるという発症機序です。

しかも、妊娠期間を通して均一にリスクが高いわけではなく、特に16〜22週頃が影響を受けやすいクリティカルな時期とされていました。

この16〜22週というのは、ちょうどつわりが落ち着き、お腹もまだ重たくなりきっていない、まさに再始動したくなる時期。

ですが、体の内部は、見た目ほど完成していません。妊娠中期の子宮頸管は、「かなりいい感じに出来上がりつつあるけれど、まだカンペキではない」という状態で、外からのストレスの影響を受けやすいタイミングなのです。

今回の研究対象は、あくまで外気温、つまり「環境としての暑さ」です。
ただ本質は、「暑さ → 炎症 → 子宮頸管変化の前倒し → 早産リスク上昇」という流れにあります。

そこで私たちセラピストが慎重になるべきことを挙げてみたいと思います。

①室温

「冷房は身体を冷やすからよくない」と考えるサロンは、さすがに今どきはいないと思いますが、これからの季節、とくに夏場は、冷房で室温を下げることも、ケアのひとつだと考えられます。

「冷やしすぎないこと」より前に、「暑さで消耗させないこと」があります。

②発汗

私たちセラピストの性として、人を見ると温めたくなります。蒸したくなります。
しかし、妊娠中、「発汗」「デトックス」「加温による代謝アップ」などはNG。

❌よもぎ蒸し
❌ホットストーン

これらも妊娠中は使用しないほうが安全です。

③水分補給

サロンでお出しするのは温かいハーブティでなければいけないルールはなく、冷たい飲み物でも問題ありません。むしろ、こもった熱を逃がす助けになります。

④長時間の熱こもり
これからの季節、ブランケットは薄手で通気性のあるものを選びます。(通常の大判タオルで十分です)

結局のところ、マタニティトリートメントで大事なのは、「何をしてあげるか」以上に、「何を避けるか」を見極める力だと思います。


<参考文献>

https://academic.oup.com/aje/advance-article-abstract/doi/10.1093/aje/kwag070/8559255?login=false#no-access-message