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マタニティトリートメントは安定期を過ぎてからがよい理由

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  • 投稿の最終変更日:2025-10-13
  • 投稿カテゴリー:blog

(↑興味本意でAIに「マタニティエステ」の画像を作ってもらったら、妙に嘘っぽくて笑。でもちゃんと正中線があるのはさすがです!)

最近、「妊娠初期からマタニティトリートメントを受け付けています。私、上手いので!(※これは私の偏見)」というサロンさんをちらほら見かけるようになったので、ここで私の考えを述べてみます。

結論から言うと初期はお断りすべきと考えています。その理由を生理的、臨床的、倫理的な観点から書いていきます。

 

① 流産リスクが高い時期であるため

妊娠12週までの流産は、全妊娠の約15%前後に生じるとされ、その多くは受精卵の染色体異常など胎児側の要因によるものです。
マタニティトリートメント自体が流産を直接引き起こすエビデンスはありませんが、施術後に流産が発覚した場合、その妊婦さんはトリートメントを受けたことを非常に後悔するでしょう。場合によっては因果関係を疑われることもあります。


② 母体の循環動態とホルモン環境が急激に変化する

妊娠初期は、プロゲステロンの上昇により血管拡張傾向となり、血圧低下や末梢循環の変動、めまい、倦怠感、悪阻(つわり)が起こりやすい時期です。
リラクゼーション目的の軽い刺激であっても、血行促進により気分不快や低血圧症状
が生じる可能性があります。
したがって、母体の循環系が安定する安定期からの施術が望ましいのです。


③ 胎盤形成期の生理的脆弱性

妊娠初期は胎盤形成が進行中であり、胎児への酸素・栄養供給経路が確立していません。
このため、体温上昇・血流変動・ストレス変化が胎児環境に影響する可能性が否定できず、外部刺激を最小限に保つことが望ましい時期と考えられます。


 ④サロン・施術者側のリスクマネジメント

妊娠初期のトラブル(出血、つわり悪化、流産など)は、施術との関連がなくても「原因」として誤解されやすいため、倫理的・法的観点からも施術を控えることが推奨されます。
これは安全配慮義務(duty of care)の一環であり、母体の安全とサロンの信頼を守るうえで不可欠です。

とまぁ、警告的な意味も込めて強い言葉で書いてみましたが、もうお願いだからマタニティトリートメントを舐めて考えないで〜(汗)というのが本音です。一度流産をすると、その後は不安感や罪悪感から抑うつ症状となり、次の妊娠にも影響すると言われています。初期のマタニティトリートメントがその方の一生をも左右するかもしれません。

当スクールでは安全を最優先に考えていますので20週以降を推奨しています。