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妊娠中の体重管理

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  • 投稿の最終変更日:2022-03-12
  • 投稿カテゴリー:blog

妊娠中に推奨される、適切な体重増加量があります。

厚生労働省によると、妊娠前のBMI値が、


BMI<18.5(痩せ型)→10~12kg
BMI18.5~25(普通体型)→7~12kg
BMI>25(肥満)→個別対応


とされています。

以前は、妊娠中の体重増加については非常に厳しく指導されることがよくあり、「産婦人科の先生に怒られて泣かされた〜」という妊婦さんもかなりいました。でも現在では、「個人差も考えてもうちょっとゆるい指導にしようね」とガイドラインが変わりました。

それでも、妊婦さんの体重は、お腹の赤ちゃんの体重、そして生まれたあと、なんと大人になるまでの健康にも影響することが示唆されているので何も考えないわけにはいきません。

もともと痩せ型の方が体重増加が9kg以下だと、赤ちゃんは低出生体重児(いわゆる未熟児)になりやすく、逆に体重が異常な増え方をしてしまうと、巨大児のになりやすいと言われています。そしていずれのタイプの子も、大人になった時に、肥満や糖尿病など生活習慣病を発症するリスクが高まってしまいます。

そうなると、その子の一生にかかわってくる問題ですよね。

少なすぎても問題、増えすぎても問題。
では、適切な体重管理はどうすればいいのでしょうか。

やはり一番は食事の管理です。必要なエネルギーと栄養を考えることが重要です。
そして適度な運動と休息。

先日、「痩身コースで妊婦さんを痩せさせる!」とうたっているサロンを見てギョッとしたのですが、私たちセラピストが妊娠中の体重管理でサポートできることはそうではないはず。

マタニティアロマトリートメント講座では、2日間受講後に、助産師によるオンライン講座を無料で受講していただくことができます。そこで、食事と栄養について詳しく学ぶことができます。

参考文献
産婦人科診療ガイドラインー産科編2017