「恥骨が痛い!」という妊婦さん。
もしかしたら、↑このように恥骨でお腹の重みを支えてしまっているのかも知れません。
このケースは、過度に腰椎が前弯して、骨盤が前傾しています。
となると、腹部と臀部の筋肉が働かずにサボっている状態。これらの筋肉がしっかりとサポートしてくれると恥骨痛がよくなることが多いです。
では「腹筋と臀筋を鍛えよう!」という前に、、まずは、身近な生活のクセを見直すようにします。
座るときに、イラストのような「仙骨座り」はしていないか、チェックします。
これは、腹筋も臀筋も緩みっぱなしな座り方。
実はこの座り方は、赤ちゃんのスペースも狭くなるので、赤ちゃん側から見てもあまり好ましくない座り方です。
よい座り方のイメージとしては、頭の上から引っ張られるように、背筋を伸ばして座ります。ただし、伸ばしすぎると今度は腰に負担がかかるのでほどほどにします。
お尻の下、後ろ側からフェイスタオルを丸めたものを、ドアストッパーのようにかませるのも GOOD!です。
恥骨の痛みは、その他にも、足がハの字、股関節が内旋、などいろいろな要因が考えられるので、ひとつひとつチェックします。
トリートメント以外での、適切なホームケアアドバイスもセラピーの質を高めることにつながります。
〈注意〉
「歩くのも痛い」「寝返りも打てない」ほどの痛みがある場合は、医療の範疇になりますので、私たちは禁忌となります。